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2020.10.02 COLUMN

ちょっと待って、採用で大事なポイント!「動力」はその方にありますか?

採用で大事なのは「動力」があるか

機関車は先頭車両に動力があって、後ろの車両を引っ張ります。会社に必要なのは自らに動力のある人です。動力がある車両にはハンドルもアクセルもブレーキもついています。

スキルは教えることができても、動力を教えることは難しいです。それは自分の内面にしかないものです。だから、 自分の「やりたい」が原動力になっている人とそうではない人では明確に差がでできます。

また、会社に共感するだけのファンの採用はあまりお勧めしません。もちろん、ファンがダメなのではありません。ファンだけではどうしようもないということです。共感はとても大事ですが、そのうえで、その人自身がどんな考えや興味をもって会社に価値を与えてくれるのか、その人自身の前にどんどん勝手に進んでいく動力の源泉はどこにあるのか、が興味あるところです。それがあれば自分も会社と一緒に自走できます。

この人に声をかけたいなと思ってもらえる人か

動力以外でも必要な要素として「この人に声をかけたいな」と周囲に思ってもらうことができるかです。理由はなんでもいいんです。「一緒に仕事をしたら楽しそうだな」とか「あの人、面白いこと言ってから一緒にやってみたいな」とか「いつもニコニコしているなぁ」とかがあります。

これからの時代を少し展望すると、映画で言えば『七人の侍』とか『ルパン三世』みたいな世界がやってきます。

プロジェクトごとにプロ同士がチームを組んで取り組み、プロジェクトが終わったら解散という形です。映画や本、音楽みたいなコンテンツビジネスだともうそうなっていますよね。私はもっとこうした働き方が広がっていくだろうと思っています。

その時代になると、プロジェクトにお声がかかるか、自らプロジェクトを仕掛けるか、あるいはどちらにもひっかからないか、の三つのどれかになってしまいます。

自ら発意をもって仕掛けられるか、お声がかかる価値があるか、チャーミングでお声がかかるか、そのどれかになれるメンバーが多い組織であれば事業は確実に前進します。22卒採用も本格的に動き出しています。今一度、採用人物像や求める要素を確認してみてはいかがでしょうか?