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2020.07.20 COLUMN

フィードバックとは何か?

相手への関心と尊敬を土台にして、成長と成果を願って「感じたこと」を率直に伝えること

成長と成果に向けたフィードバック

働く個人が成長するには、そして仕事で成果を出すためには「今の状態を客観的に捉える」ためのフィードバックが必要です。
フィードバックとは「感じたこと」を、そのまま伝えることです。
それがなければ誤った道を進み続けてしまうことになります。
上司から部下へ、逆に部下から上司へ、それ以外の仕事仲間たちと相互に、率直で愛あるフィードバックが行われ続けている職場が理想的だと言えます。
フィードバックする際に重要なのは「関心」、そして「尊敬」です。
相手へ関心を持って日々の様子を見ていること、そして尊敬の念を持ち成長と成果を願っていること。それが信頼の土台となります。

フィードバックをするためには「自覚」すること

あなたのフィードバックのスタイルは、自分がフィードバックされた経験からできています。
「普通はこういうものだ」と思っていることの多くは、これまでの上司からの影響や、前の職場の文化の影響です。
しかしそれが一側面からの見方でしかないことを、本人が自覚していていることは稀です。
まずは自分のフィードバックを「自覚」することから始まります。そのためには自分もフィードバックを受けることが最も重要です。
ファシリテーターが間に入って行うアシミレーションという手法も有効です。

フィードバックのタイミング

フィードバックはいつ行うべきでしょうか?
人事評価面談の時に一次評価者から「あの時、こういう行動をしていたから低い評価だ」と言われたら「なんで、そのときに言ってくれなかったのですか?」と感じることでしょう。
日々その瞬間でのフィードバックが大切です。
そして面談の席では「いつも言っていることだけど」「はい、そうですよね」と互いの認識が、息ぴったりにすりあっている状態を目指したいですね。

次回はこれからの人事評価について考えます。