想いが一発で伝わる!組織の共通言語の作り方とは?
Q 組織の共通言語の作り方とは?
A 同じストーリーを共有する
社長や幹部、管理職に一般社員、パート・アルバイトという立場。
営業部や製造部、総務部などの部門。
それぞれの方がそれぞれの立場で仕事をしている以上、
コミュニケーションにはズレが生じます。
それは、目で見ている現実が違うからです。
業務内容により仕事で関わる先も違うので、
場合によっては使っている言葉まで違うこともあります。
そのような環境下で社長の想いを伝えていくのは至難の技だと痛感させられます。同じ言葉で同じように伝えても、「伝わり方」は全く違ってきます。
「・・・じゃあ、どうしたらいいんだ!」
同じストーリーを共有する
そこでおススメの方法が「同じストーリーを共有する」ことです。
つまり物語です。ただ、この物語は実は歴史が古いのです。
たとえば世の中の各地方や宗教の神話は全て物語です。
つまり、物語には人を惹きつける何かがあります。
ある実験によると、箇条書きで情報を与えられた場合と物語で情報を与えられた場合で覚えている情報量には約1,000倍の違いが出ると言われています。
箇条書きはただの情報でしかなく、頭で覚えるしかない。
本当にただの暗記です。
しかし、物語は心に響きます。
心が動くから、自然と頭に入ります。
そして世界には物語が溢れています。
映画やドラマ、漫画や小説など身の回りにはたくさんの物語があります。
あなたが大好きなストーリーは何か?
人それぞれ、どんなストーリーが響くかは違います。
なぜなら、人それぞれ価値観が違いますから。
だから、同じストーリーに共感できる人は、それだけ価値観が近いということです。価値観が近いということは、一緒に仕事をしていてもやりやすいはずです。
そしてここが、「ポイント」です。
価値観が近い仲間を集めること。
そして同じ言葉を共有することがコミュニケーションのポイントです。
あなたの会社の共通言語は?
我々も毎日のように経営者、幹部の方々とお会いさせていただきます。
その中で感じるのは文化が強い会社ほど、クセが強いです。
ここでいうクセが強いとは自分たちだけで伝わる言葉が多いです。
傍から聞いていると「なんだ?」と思う言葉なのですが、
本人たちはその一言でバッチリ伝わっています。
口グセや言い回しが皆さん似ています。
そうした会社の多くはストーリーを共有しています。
最近だと『ワンピース』なんかが例に出されるケースも多いです。
皆さんの会社も、社長や幹部で相談して
何か一つストーリーを共有してはいかがでしょうか?