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2020.08.24 COLUMN

社員がプラス思考になっていく!?魔法の習慣とは?

Q 社員がプラス思考になる方法とは?
A 最近会った良かったことを共有すること

皆さんは「性弱説」という言葉をご存じでしょうか。「性弱説」とは人間は基本的に弱い生き物だということです。

追い込まれたら逃げ出したくなる。
追求されたらウソをつきたくなる。
他人の成功を妬んだり、自分の成功を自慢したくもなってしまう。

そのような部分は誰でも持っているのではないでしょうか?
むしろ、人として自然な姿でもあると考えられます。

そして多くの人は「他人の良いところ・長所」を見つけるよりも
「他人の悪いところ・短所」を見つける方が得意だと思っています。

だから、プラス思考よりマイナス思考の方が簡単です。
プラス思考が習慣になるまでは、プラス思考にする訓練が必要です。

これは、事業において大きな意味を持つことをお分かりいただけるでしょうか。そもそも多くの仕事(事業・業務等)に「正解」はありません。
だから、ほとんどのものはやってみないと分かりません。
しかし、多くの社員は初めてのチャレンジに尻込みをしてしまいます。
そしてお得意の「出来ない理由」を述べ始めます。

これが「できる理由」に変わるだけで貴社の業績はグンと変わります。

プラス思考になるためのプラスの質問

プラス思考を身につけるためには、プラスを思考する癖をつけることです。
プラスを思考するためには、プラスの質問をすることなんです。

人間は質問されると勝手に脳みそが動き出します。
その答えを探し出します。

しかし、普段からプラスのことを考えない人は、すぐにはプラスが見つかりません。そのため繰り返しの訓練が必要になります。

弊社もコンサル先の会議の冒頭には必ずこの問いかけをしています。

「最近あった、良かったこと・嬉しかったこと・楽しかったことを教えてください」

こんなこと?って思われるかもしれませんが、
どれだけ時間が押していてもやっています。

毎月の会議でこの問いかけをしていると、たいてい下記の変化が起こります。

~第一段階~
「えぇ・・・。特にありませんよ。悪かったことならたくさんあるんですけど。」

~第二段階~
「ん~・・・。今日のお昼御飯が美味しかったってくらいですかね。」

~第三段階~
「絶対、今日も聞かれると思ってましたよ笑。だから用意していました。
娘の入学式があったので、大きくなったな~って嬉しい気持ちになりました。」

~第四段階~
「この間の続きで、娘が小学校に入ってからミニバスを始めたんです。
僕も日曜日にはコーチに行ってるんですけど・・・」

~第五段階~
「3つくらいあるんですけど、1つ目は娘が・・・。
2つ目はウチの●●くんが先日・・・。3つ目はお客様から・・・」

このような感じです。

最初は無理やり探すところから始まります。
次に事前に用意をしてくるようになります。
自然と出てくるようになり、最終的には溢れ出てくるようになります。

そして、経験上間違いなく言えるのは「良かったこと」に目がいく会社は
業績が良いということです。

物事って結局は捉え方次第ですよね。
「人間万事塞翁が馬」という言葉もあります。

その物事の捉え方は思考の癖です。
その思考の癖を、組織の問いかけとして習慣化していくのです。
毎月の会議でやったとして、3ヶ月経った頃から変化が見えてくることが多いです。

ぜひ、試してみてくださいね!