一次情報を仕入れるための4つのポイントとは?
社員間で必要なコミュニケーションの密
経済活動が戻りつつある中で、
以前より増して「変化」や「スピード」を
求められることが多くなってきました。
最近は、責任者と部下のコミュニケーションについての
ご相談が増えております。
「変化」と「スピード」を求めれば求めるほど、
社内のコミュニケーションをより密に取る必要になります。
だからこそ、責任者と現場社員のGAPが表面化しているのではないでしょうか
責任者は「どうにかしないと!」という焦りがあります。
思考スピードが速くなり、行動量もいつも以上に増していきます。
この際に、現場社員が責任者と同じような思考スピードや行動量なら、
何も問題はありません。
しかし「GAPを感じている」ということは、残念ながら差が出ているということです。
ここで大切なことは、差が出ている現状に対して
感情的になったりイライラしたりせずに、
事実をしっかり認識して、改善策を考えることです。
正しく事実の情報(一次情報)を手に入れるための4ポイント
そこで、正しく事実の情報(一次情報)を手に入れるために
必要な4つの行動は以下になります。
①「相手の話を聴く」
②「自らの想いや考えを伝える」
③「相手の思考や行動を共に整理する」
④「日々決めた行動を促す」
それぞれを詳しくお伝えします。
①「相手の話を聴く」
相手が何を考えているのか、
どのような解釈をしているのかを知ることで、
自らの想いと指示した内容に対する認識のGAPを掴みます。
②「自らの想いや考えを伝える」
認識のGAPの正体を理解したあとは、そのGAPを埋めるために、
再度、自らの想いと指示した内容の目的や背景を伝えます。
③「相手の思考や行動を共に整理する」
相互理解が出来たところで、再度、相手の思考の整理をして
具体的にどのような行動をするのか決めていきます。
※私は、このタイミングが最も重要だと感じており、
ここで再度、認識のGAPが起きていないかを
確認することを心がけています。
この時には、相手の「はい! わかりました!」
の言葉ほど信用しておりません!
④「日々決めた行動を促す」
お互いが決めた具体的な行動について、
日々促していきます。
相手が忘れずに行動するように声をかけたり、
確認する問いかけをしています。
上記は、多少時間がかかることのように思いますが、
意外と15分~20分ぐらいで出来る
認識のすり合わせミーティングです。
この少しのミーティング時間を取ることで、
お互いのストレスが軽減され、組織として求める変化と
スピードに近づいていくと思います。
ことわざで「急がば回れ」と言うように、
加速したいタイミングだからこそ、
地に足付けメンテナンスする時間を
取ってみてはいかがでしょうか?