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2020.05.29 COLUMN

テレワークでも活かせる人事評価制度とは?

御社でのテレワークは機能していますか?

「なぜか生産性が上がらない……」「どうにも成果が出ない……」など、もしうまくいっていないようであれば、以下のような無駄はありませんか?

 

『部下の「仕事ぶり」に対する評価、監視をする』

テレワークに移行して、部下の「仕事ぶり」を見てはいないでしょうか?

いわゆる日本的経営の企業は「ちゃんと仕事しているかな?」「サボっていないかな?」ということばかり気にして、仕事ぶりを評価する文化が根強くあります。

そのため、人事評価制度の評価項目やウェイト設定もプロセス評価に重きを置いているケースが従来でした。

そのような会社では、これまでは働いている姿を見ることができたため評価できました。しかし、見えなくなると途端にどう評価していいかわからなくなるのです。つまり、言葉を選ばずに言えば『目に映るものを都合良く解釈』をして評価エラーを起こしていました。

 

つねに「ちゃんと働いているかどうか」監視しておきたい。「テレワークだとサボるんじゃないか」という疑念にさいなまれて、監視アプリを導入します。監視するほうもされるほうも相当なストレスにさらされますし、何より費用と時間が無駄です。

 

改めて考えていくべきは、評価するのは「仕事ぶり」ではなく、「成果」だということです。

 

そもそも会社は、社会から「成果」で評価されています。銀行、株主などあらゆるステークホルダーは成果を見ています。成果がなければ融資も投資等も受けることはできません。

よって、社員一人一人も「成果」で評価されるべきなのです。そして対価も「成果」に対して支払われているはずです。

つまり成果だけを見ていればいいのです。よって、ルール違反さえしなければ「仕事ぶり」を見る必要も、監視する必要もまったくないのです。

直近ですぐに制度を作り替えるのは現実的ではありません。しかし、次の3年間で世界は大きく変化をしていきます。そのため、地方であってもその変化の波は襲ってきます。その波を乗り越えられる組織にするためにも、今から次の時代に向けた人事評価制度の見直しも進められてはいかがでしょうか。そして、新たな制度を運用し新たな働き方でも成果を出して世の中に貢献したいものです。