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2019.06.24 COLUMN

最後は社長の人間力で勝負せよ

株式会社マイナビの調査によれば、2020年卒の就職内定率(内々定も含む)は、72.0%に上っているそうです(2019年6月15日時点)。いよいよ2020年卒の採用戦線が、第4コーナーを回ってきているということでしょうか。先手必勝で、2021年卒の新卒採用戦線に動き出すときがやってきたともいえるかもしれません。

ただ、そのような中でも、2020年卒採用は続いているわけです。現段階で最終面接を実施しているという企業も多いのではないかと思います。最終面接の面接官は、何といっても社長。その社長が、入社の決め手になることも少なくないようです。

成長機会を提供してくれるかどうか

選考の場において企業が学生を”評価”することになり、その逆というのは、通常は考えにくいことです。ところが、学生が社長を評価するというイベントがありました。

2019年4月10日、東京の虎ノ門で「チャーミングな社長ナンバーワン決定戦」というイベントが開かれました。学生が「この社長の下で働きたい」というチャーミングな社長を決めるというものです。その中で、ある学生審査員が述べた論評が、以下のようなものでした。―「ポイントは成長機会を積極的に提供してくれる職場環境であり、それを牽引する社長の器」

当然、成長する過程においては失敗したり、リスクも多いわけですが、そうした部分での責任を取ってほしいという部分も含まれているかもしれません。

中小企業の求人倍率は9.9倍

2019年5月19日付のSankei Bizによれば、求人倍率は、学生に人気の高い有名企業で0.3倍〜1倍。その一方で、中小企業は9.9倍だそうです。

すなわち、人手不足といわれる昨今にあっても、大手・有名企業は黙っていても母集団形成がたやすく、一方の中小企業は苦戦を強いられるーそんな残酷な現実を突きつけられているといえます。

弊社が運営する「就勝ゼミナール」でも、学生優位の「売り手市場」が進むにつれ、学生の大手・有名企業志向は高まるばかりです。

しかしながら、すべての学生が(希望する)大手・有名企業に入れるわけではありません。

私学ナンバーワンといわれる、あの早稲田大学や慶應義塾大学の学生ですら、大手・有名企業に入れるのは、上位2割といわれています。”その他大勢の学生”は、中小企業に就職することになります。

では、”その他大勢の学生”が入社の決め手にした材料は何だったのでしょうか。そのひとつは、社長の人間力ではないでしょうか。

入社の決め手は社長の人間力

大阪府八尾市に本社を置く、葬祭サービス業に入社を決めた学生は、こう述べています。「経営理念から苦労してきた社長と分かり、ついていきたいと思った」(2019年5月19日付のSankei Bizより)。

また、弊社の運営する「就勝ゼミナール」の学生にも、地場の中小企業に入社を決めた学生が多数おり、こう述べている学生もいました。

「インターンシップの時点から社長がいらっしゃいました。家族経営の会社で、副社長が奥様なのですが、とてもアットホームな雰囲気に惹かれました。副社長が『私があなたの教育をしっかりやるから安心して』とおっしゃり、ここなら大丈夫だと思いましたね」(佐賀大学、IT系企業内定男子)

「社長がアツい!自分もアツい感じが好きなので、よし!やってやろうという気になりました。仕事は大変そうですけどね(笑)」(九州産業大学、人材系企業内定男子)

「まだ入社する前のことですが、会社見学に行ったときに、社員の誕生日会をやっていました。社長がいきなり『おいで、おいで。いっしょにケーキ食べようぜ』と歓迎してくれました。二代目の社長らしいのですが、とてもフランクな人で、『これから君に色々任せようと思うからよろしく!』と言われ、とてもうれしかったですね。今では、人事から商品開発まで任せられています」(中村学園大学、食品系企業内定女子)

してみると、中小企業でも、社長が最初の段階で学生と関係づくりをしっかり行い、成長機会を与え、アットホームな雰囲気で包んであげると、入社につながるということなのではないでしょうか。中小企業にとっては、まだまだ続く採用戦線。本コラムが皆さまの採用の一助になれば幸いです。

今週もお読みいただきありがとうございました。また来週、お目にかかりましょう。