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2022.12.22 COLUMN

Z世代 新卒採用の押さえておきたい3つの注意点とは

早期の説明会や選考がすでに始まっており、徐々に24卒採用が熱を帯びています。そして、その24卒世代は23卒世代とも違う価値観を大学生活で形成しています。つまりその特徴的な価値観に対応した採用活動をしなければ離脱や辞退が増える恐れがあります。そこで24卒世代の特徴を踏まえた採用活動の注意点について4点ご紹介します。

 

【1】説明会では長い前置きは飽きられる!

「24卒世代はイントロが長い曲は離脱する」と言われています。日々大量の情報と接している24卒世代に対して長い前置きやダラダラとした会社説明は逆効果。冒頭数分でいかに学生の心を掴む説明ができるかが勝負のカギになります。そのため、会社説明時は是非以下の流れで1コンテンツずつスライド等を作成されてください。

C:Conclusion(結論)

R:Reason(理由)

E:Evidence(証拠・事例)

C:Conclusion(結論)

 

【2】2倍速に対応せよ!?

「24卒世代は映画を2倍速で見る」と言われます。よってオンライン説明会を行う場合はリアルタイム配信だけでなく、2倍速で見られるように動画配信の併用も効果的です。そのため、オンライン説明会を実施した際は録画などを1度してみてはいかがでしょうか。

 

【3】自社アピールよりも他己アピールを重視する!?

24卒世代はクチコミ重視」と言われます。実際、Z世代が就活で活用するメディアはONECAREERやOpenWorkなどクチコミが載っているもの。企業の一方的なアピールは信じてもらえない可能性があります。事業紹介する際は社会的な表彰や顧客からの評価など他己アピール情報を盛り込んだ方が良さそうです。特に、自社ですぐに出来るのは顧客にアンケートを取ることです。その結果を採用ツールやリクルートサイト、各種媒体に掲載すると説得力がある情報提供になります。

 

【4】「ガクチカ」より「日常行動」にフォーカスした質問を!

結論から申し上げると24卒世代は入学式を経験していない学生が圧倒的に多い世代です。授業のほとんどがオンラインで行われていました。さらに、学外活動も新型コロナウィルス感染症の影響で制限がかかり経験値が圧倒的に少ないです。つまり「従来のガクチカ」と呼んでいたことが無いことが普通です。その状態の就活生に「ガクチカを教えてください」等と的外れの問いをドヤ顔でしようものならすれば晴れてセンスの無い会社の仲間入りです。

これを避けるためには「学生の日々の生活での取り組みに焦点を当てた問いをする」ことです。制限ある生活の中でも学業の取り組みや継続・改善の工夫などを行っている学生は多々います。是非、日常をどのように過ごしてきているのか?20数年でどのような価値観を形成しているかをじっくり聴く時間にしてみてはいかがでしょうか。

これらはZ世代の特徴の一部ですが、Z世代採用では彼らと向き合い企業側が変化する必要があります。多くの会社がZ世代の価値観を理解しないまま旧態依然とした採用活動を行っているため、先手を打てば他社に勝てるチャンスとも言えます。

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