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2021.10.09 COLUMN

「今の会社で働き続けること」に迷う若手への効果的な対応とは

「今の会社で働き続けること」に迷う若手への効果的な対応とは

各社の新卒1年目社員も早いもので入社して半年が経過しました。

新卒にとってこの時期は、仕事に慣れてきた一方で、同期との差が生まれたり、
思うような結果が出なかったり、いわゆる、
理想と現実のGAPを感じる時期になります。

つまり「自分は今の仕事を本当にやりたいのか?」と
“気持ちが揺らぐ”ことが多くなるタイミングなのです。

これらは決して悪いことではなく、生まれて当然の葛藤です。

だからこそ、新卒1年目社員への働き方が重要になってくるタイミングでもあります。

そこで、弊社が新卒1年目へのおススメフォローとしては、

①入社動機や入社目的を思い出すこと
②今までの自分を承認すること

を目的とした1日研修または上司・部下のコミュニケーションです。

そして、上記2つを実施する上でのポイントを紹介します。

まずは、入社動機や入社目的を思い出してもらうことについてです。

新卒1年目にとっては、毎日が新しいものの連続であるため、
仕事を覚える過程で目の前のことに忙殺され、
入社動機や入社目的を忘れてしまうことはよくあります。

つまり大切なことは、働くモチベーション“無くなった”わけではなく、
“忘れているだけ”だとこちら側が認識してあげることです。

その認識を持ちながら、「何のための入社したのか」を
思い出してもらい、自らの言葉でアウトプットをしてもらうことが重要です。

きっと、普段の業務の中で忘れてしまったものを
取り戻すことができる時間になると思います。

次に、今までの自分を承認することです。

これまでの自身の仕事について
「振り返る」ためのフレームワークはたくさんありますが、

大切なことは振り返った内容を
お互いに“承認する”ということです。

「承認」と似た言葉に「褒める」がありますが、
承認と褒めるは別物です。

「褒める」を辞書で調べると
【人のしたこと、行いを優れているとして、そのことを言う】
とあり、ここには褒める側の“評価”が入っています。

つまり上司の方が「それはできて当たり前だ」と
“評価”してしまえば、褒めるという行為は
生まれづらくなってしまうのです。

一方で「承認」は
【そのことが正当あるいは事実であると認めること】
とあり、弊社では大きく3つの承認があるとしています。

それは「存在」「行動」「結果」の3つの承認です。

存在「あなたが同じチームにいてくれて助かる」などの存在の承認
結果「アポイントをいただけてすごいね」などの結果の承認
行動「決めたことを、やりとげられたね!」などの行動の承認

これらを指しています。

このような観点で、これまでの自分を振り返り「承認」をしていくと

自分自身や相手を認められることがどんどん浮かび、
新卒は「理想に向かって進むことができているんだ」
という成長実感を感じることができるようになります。

以上が、弊社がおススメしている新卒1年目への研修および

上司・部下の関り内容です。

もちろん、これだけですべての“ゆらぎの気持ち”を
取り払うことができるわけではありませんが、

大切なことを思い出し、これからの成長の
きっかけになったのではと感じています。

ぜひ、皆様も、新卒や若手社員の動きを
より加速したいと考えられているなら
今のタイミングで、しっかり立ち止まる場を
つくってみてはいかがでしょうか。

声がけ1つで、本来の動きが戻ってくるかもしれませんよ!