部下との【面談】の目的をすぐに答えられますか?
面談の目的を一言で言うと何ですか?
この質問を受けて読者様は何を感じましたか?
「そもそも何を言っているんだ?」
「目的なんて無いよ」
「会社(上司)からやれと言われているからに決まっているだろ」
等の声も聞こえてきそうな気がします。
ともすると曖昧な面談が部下との間で行われていることになります。
上司も目的を分かっていない、部下も目的を分かっていない・・・
このような面談が生み出す効果は何でしょうか?
おそらく【不満】を生み出すことでしょう。
面談の優先順位と効果はどうか?
それでは、次の質問です。
あなたにとって部下(従業員)との面談の優先順位はどこに置かれていますか?
➀緊急度は高い、重要度も高い
②緊急度は低い、重要度は高い
③緊急度は高い、重要度は低い
④緊急度は低い、重要度も低い
さて、みなさんはどれを選ばれましたか?
前述している【目的】によって優先順位は変わるのではないでしょうか。
ある方は、「各自の現在、そして来期に向けた考えを把握することが目的です。そのために面談は1人90分ほど取っています。」
また、ある方は「部下の状態を把握するために、部下の話を聞くだけの1on1を毎週30分取っています。」
一方では、「賞与支給前に面談しています。時間は15分ですね。」
等々様々あります。
結論として何が良い悪いの話ではありません。
皆さんの行動は、貴社にとってどれだけ効果的な時間の使い方や行動をされているでしょうか?
そして、最も優先順位付けで大事なことは「②緊急度は低い、重要度は高い」ことです。面談のシーンに置き換えるとまさに「どのようなキャリアを築きたいのか?」「来期はどんなことに挑戦したいのか?」など未来的な要素が多く入ってきます。
忙しいを理由に「対話」を避けていないか?
さて、前述したように皆さんとの面談は部下(従業員)にとってどのような効果をもたらし、どのような時間だと思わせているでしょうか。
「怒られるかもしれない」「緊張する」「目の前にいたくない」「意味がない」「無駄」「パフォーマンスの面談はいらない」
と感じさせているのか?それとも
「新しいアイディアの切り口に気づかせてくれる」「そのまんまで許される」「この時間が意外と楽しみ」「思い切り吐き出させてくれる」
と感じさせるのとどちらがよろしいでしょうか。
少なくとも前者を望まれる方は少ないのではないでしょうか。
かく言う私自身過去は前者のような感情を抱かせたことももちろんありました。
経営者・管理職も望めば必ず変われますし、良い面談を通じて、徐々に良い変化は起こせます。
まずは、「面談の目的を明確にする」を取り組んでいただき効果的な時間にしていただけますと幸いです。
本記事の作成者へ質問や相談がある方はコチラまで