コラム / ブログ
COLUMN & BLOG

2020.07.15 COLUMN

目標管理(MBO)とは?

「仕事の結果」を評価する方法としてよく使用されている目標管理(MBO)について確認していきましょう。

目標管理(MBO)の最大のポイントはS e l f – c o n t r o l

目標管理(MBO = Management By Objectives and Self-control)とは、P. F. ドラッカーによって提唱されたマネジメント哲学です。
目標を手がかりにすることで自らの仕事ぶりをマネジメントすることを言います。
一人ひとりが責任を持って目標を立て、目標に照らして自らの成果を評価できなければなりません。
Self-control(自己管理)による強い動機づけが最大のメリットなのです。

日本企業の目標管理制度

多くの日本企業は目標管理を取り入れていますが、実態としてはただのノルマ管理となってしまうことがよくあります。

必達すべき数字として上司から落ちてくるようでは、MBOではありません。
重要な「and Self-control」の部分が消えてしまっています。

目標を双方の合意で握手する

組織の「やってほしいこと」を押し付けるだけでもなく、個人の「やりたいこと」を主張するだけでもなく、双方の「握手」の上で理想的な目標を立てる必要があります。

P. F.ドラッカーは『プロフェッショナルの条件』においてMBOの「第一の目的は、上司と部下の知覚の仕方の違いを明らかにすることにある」と言っています。
上司と部下が見ていることの違いを明らかにして、まずはお互いの「やってほしいこと」と「やりたいこと」を場に出すところから真のMBOは始まるのです。

次回は、はMBOを工夫した一例であるOKRを見てみましょう。