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2020.07.02 COLUMN

管理職・先輩社員が必ず知っておきたい「人材定着化」3つのポイントとは?

こんな職場環境は要注意

アルバイト・パートであれば1週間以内、正社員なら3ヶ月以内という、早期離職が見られる職場では、「新人の受け入れ体制」に問題があります。例えば、

・多忙がゆえに、イライラして新人に強く当たってしまう
・片手間に新人の報告を聞き、フィードバックをしない
・本人のいないところで新人の陰口を言う社員がいる
・経験のない業務を任せ、「こんなことも知らないの?」とダメ出しをする
…etc

このような環境では、入社してきた新人は会社に馴染めず、早期離職してしまう可能性が高いです。たとえ優秀な新入社員が入社しても、新人を受け入れる体制が整っていなければ、新人が定着することなく辞めてしまいます。定着率が低い状態で採用活動に取り組むことは、穴の開いた瓶に水を入れる行為と何ら変わりありません。

それでは、どうすれば定着率を上げることができるのか。
大切なポイントは3つあります。

新人が定着するために幹部・先輩社員が意識すべき3つのポイント

ポイント①「受け入れ担当者を決める」

新人の教育を店長などの役職者に任せると、業務の忙しさから新人まで目が届かないことがあります。また、本人は新人のことを見ているつもりでも、膨大な業務を抱えている上司に気軽に質問や相談をできる新人は多くありません。そこで、定期的にコミュニケーションを取り、新人教育やメンタルケアなどのサポートができる先輩を「専任の受け入れ担当」として決めましょう。

ポイント②「教育計画をつくること」

人手が不足している職場では、業務をOJTで覚えるケースが大半です。しかも、そうした職場ではOJTの計画が定まっていないことが多いです。自分の成長するビジョンが見えていないと新人は不安を感じます。そのため、あらかじめ「〇ヵ月後には、○○を習得する」「〇年後には○○を習得し、次の役職へ」など、計画を明確に示しましょう。目標と、そこに至るまでのロードマップを示すことで、新人の不安を減らすだけでなくモチベーションを上げることができます。

ポイント③「接し方のルールを決めること」

新人は、仕事にも人にも慣れない中、緊張して業務に励んでいます。新しい環境では、周りとの接点が心の支えになります。「毎日声をかけに行く」「月一で面談を行う」など、ルールを決めてメンタルケアを行うと、定着率が上がり職場環境も良くなります。

以上、「人材定着化」の3つのポイントを実践する事が、大切な人材の流出を抑制に繋がります。

採用した人材を戦力化し、定着させるには、先輩社員はもちろんのこと、上長や幹部、経営者の意識・行動も重要です。新人が定着化し、戦力化している企業は、採用面でも魅力的な会社として求職者に注目されます。

このような時世だからこそ、コストをかけて採用した人材には活躍してもらえるようにしていきましょう。

さらに詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

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