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2020.06.18 COLUMN

「つもり」が「つもれ」ばトラブルのもと

このタイトルは、あるビル建設を行っている現場に掲げられていた安全標語でした。私はこれを見てドキッといたしました。なぜなら自分自身の日常の中にもこの「つもり」を経験した記憶があると感じたからです。

【報告したつもり、相談したつもり、指示したつもり、やったつもり】などなど上げ始めたら多々あるのではないでしょうか。そして、皆さんはこの様な状況に出くわしたご経験はありませんか?

この「つもり」を撲滅するために必要なことは何か。それは、聞き手が「あいまいな表現を排除する」ことです。とくに話し手は無意識に言っている可能性があります。そのため聞き手が曖昧な表現を排除して徹底して「確認」をすることがトラブルを未然に防ぎ、勘違いを防ぎお互いに安心して気持ちよく働ける環境作りに繋がります。

そして特にこの役割が期待されるのは聞き役になりやすい上司、先輩になります。ただ、そこに甘えるだけでなくお互いにアンテナを立てていくことで職場での曖昧なコミュニケーションを減らし、より質の高い業務に繋がり、それが強いては顧客満足を高めることに繋がります。新入社員も入社して3カ月になります。徐々に慣れてくるからこそ、お互いに「つもり」を「つもら」せないようにして、社内外ともに質の高いサービス提供を目指されてはいかがでしょうか。