2022.02.16
COLUMN
従業員を【伝書鳩化】させてしまう環境、させない環境とは
伝えておいたことの10%も現場では理解されていなかった・・・
このようなご経験を皆さんもされたことがあるのではないでしょうか。
理解されていないのであればまだしも、
全く違う方向性で物事が進んでしまっていたなどもあるのではないでしょうか。
ミスコミュニケーションとも呼べる事象がなぜ現場では発生してしまうのでしょうか?
その要因の1つは社内に「伝書鳩」が大量発生してしまっている・・・かもしれません。
それでは、大量発生した伝書鳩にはどのような特徴があるのでしょうか。
➀責任をとらない
②上から言われたことをそのまま部下に伝達する
③部下に無関心
この3つを見る限り誰もが「嫌だ!!!!」っと思う内容ですよね。
それでは、どのような環境によって「伝書鳩」は育成されるのでしょうか?
■部下を「伝書鳩」にしてしまう環境
➀本人の能力が職務に見合わず低い
②本人に自分の役割に対する認識(自覚)がない
③部下や後輩が意見を言える風土がない
□部下を「伝書鳩」にしない環境
➀部下が納得する言葉に置き換える文化がある
②社内での役割責任を明確にしている
③意見を受け止め合う文化がある
それぞれの環境の違いでこうも差が出てしまいます。
特に重要な点は【部下が納得する言葉に置き換える文化がある】です。
つまり、経営者や上長の話を聞き、理解し、自分なりに租借をして
自身の部下が【理解して、行動しやすく】することが習慣化されていることになります。
いきなり、このような環境にジャンプアップすることはありません。
ただ、部下に説明し終えた際に魔法の言葉ではありませんが聞かれてみてください。
「あなたはどんな風に部下に伝えるか教えてもらえる?」
「伝書鳩」ではなく「翻訳家」を育てていくきっかけになるかと思います。
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