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2021.12.13 COLUMN

企業内で育む必要がある「育てる責任」と「育つ責任」とは?

「育てる責任」と「育つ責任」と聞いてどのようなイメージを持ちますか?
経営者・管理職・先輩など多くの方が前者の言葉にピンと来るのではないでしょうか。

しかし、「育つ責任」と言われると途端にイメージしにくくなるのではないでしょうか。
この言葉はまさに、部下・後輩・若手・新人が果たすべき役割の話になってきます。

ところが、多くの企業内では「育ててもらって当たり前」の風土が根深く、
自らが「育つ」ために自ら行動することが少なくなっています。
この状況を多くの経営者や管理職は「ウチの社員は受け身だ」や「自主性が低い」という
言葉で表現されています。

これをお読みいただいている皆様は「育てる責任」「育つ責任」をお持ちでしょうか?
そして、皆様の部下・後輩は「育つ責任」を持っていますか?

「育てる責任」と「育つ責任」を醸成する4つの問いとは

「責任」を醸成する4つの問いがあります。

1.「隠していないか?」
「育てる責任」「育つ責任」を恐れ、出すべき成果物や達成条件等を
あいまいにしていないでしょうか。
詳細を明確にし、きっちりと責任を引き受けているでしょうか。

2.「はぐらかしていないか?」
自分自身が「育てる責任」「育つ責任」を取るかどうか、言い切っていますか。
「やってみます!」のような、できないかもしれない余白を残すような言い方ではなく、
「やります!」と意志を持ってはっきりと言えているでしょうか。

3.「尻拭いをし過ぎていないか?」
誰かが失敗したとき、それでも良しとしてしまったり自分が
その人の尻拭いをしてしまうことは、相手が「育てる責任」「育つ責任」を育む機会を
阻害することになります。失敗を直接指摘するのは気まずいものですが、
それを避けることは相手から学びの機会を奪うことになるのです。
しっかりと相手を尊重した上で、言うべきことを言っていますか。

4.「学びのサポートになっているか?」
「育てる責任」「育つ責任」を育む真の目的とは「成長」。
私たちは日々成長のチャンスに恵まれています。
ですから、どの瞬間にも意識的かつ意図的に向き合い、
行動を選択していくことが大切なのです。
失敗もあるでしょうし、迷いもあるでしょうが、
それでも自らが向き合い選択していくこと、これが出来ているでしょうか。

もし、よろしければご自身や部下への問いかけに活用されてみてください。