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2021.07.14 COLUMN

「曖昧な言葉」からは「曖昧な人材」しか育たない?

自社は「覚えるだけの理念」か「体現できる理念」か?

多くの経営者様とお会いする中で

「貴社の理念は何ですか?」とお聞きすると経営者様はすぐにお答えいただきます。

さらに「理念に基づき社長が大事にされている行動は何ですか?」とお聞きすると

すらすらとお話をされます。

つまり、経営者の頭の中では理念と具体的な行動までが1本の線でしっかりと

繋がっていると言えます。

では、管理職の方または一般職の方に

「理念に基づき社長が大事にされている行動は何ですか?」と同じ質問をするとどうでしょうか?

多くの企業で見受けられるのは、「沈黙」です。

つまり、「覚えるだけの理念」になってしまっている可能性があります。

そこで、「体現できる理念」にするために今から出来る取り組みポイントが3点あります。

1.経営者様(管理職)は一般社員に対して、理念を体現するための理想的行動を言語化できるかを確認する。

もし、この答えに迷ってしまった場合は、まずは、理念を体現するための理想の行動を明確にすることをおすすめします。

そして、経営者様(管理職)がその行動に拘りを持ち率先垂範してみてください。

その姿を見た一般社員には、きっと理念を体現する行動が浸透していくと思います。

2.一般社員が、理念を体現するための理想的行動を言語化できるか確認する

前述では経営者様(管理職)向けにお伝えをしました。

こちらでは、一般職向けに記述をいたします。

一般職に伝えていく際に重要なのは「具体性」です。

例えば「丁寧に対応する」「誠実である」「お客様の幸せのため」「素早く対応する」等

を大事にされている企業様もあるのではないでしょうか?

ただ、この言葉だけでは従業員の行動は会社が理想とする行動と離れていきます。

なぜなら、抽象的な表現は「無数の解釈」を生むからです。

ご承知の通り従業員が複数名いればそれだけ価値観が多様化します。

そこで、各々が思う「丁寧」「誠実」「幸せ」「素早く」の対応をすると

どうなるでしょうか?

おそらくバラつきが生まれ、従業員同士がお互いに不満を抱くことが発生します。

だから、自社で言う「丁寧」「誠実」「幸せ」「素早く」とは具体的に何かまで

伝える必要があるのです。

3.理念を体現した組織習慣に取り組んでいく

お読みいただいている企業様にも多くの組織習慣が存在していると思います。

ただ、その組織習慣の「目的」は明確でしょうか?

例えば、「清掃」や「朝礼」などが分かりやすいです。

従業員の方に「貴社はなぜ朝礼をしていますか?」「貴社はなぜ清掃をしていますか?」

とご質問したらどのような答えが返ってきそうでしょうか?

もし「昔からやっているので」や「やらないといけないので」などの答えが返ってきたら

寂しい限りですね。

つまり、曖昧な行動を繰り返しても人の成長や変化はありません。

従業員の行動が変化しなければ、顧客満足も高まることはありません。

結果として中長期で業績が鈍化していく可能性を孕んでいます。

是非、お読みいただき「ハッ」とされた方は自社の組織習慣を一度整理してみてください。

そして、経営陣・管理職・監督職・一般職での共通の価値観を持つチャンスと捉えていただき、さらなるお互いの成長に役立てていただければと思います。