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大盛況で終了!【第1回】働く女性のリーダシップデザインセミナー

2021.10.20

10月19日(火)、第1回働く女性のリーダーシップデザインセミナーを開催致しました。

オンライン開催でしたが、非常に非常に学びの深い時間となりました。
参加者アンケートでも『非常に満足・満足』が100%という結果になりました。

当日の登壇者の話を一部、公開致します。
次は12月です。ご興味がある方は残り席が少ないので、お早めにご応募ください。
ご予約フォーム⇒https://gss-biz.net/lds

【当日の内容】
➀登壇者のパネルディスカッション
➁登壇者との対話(質問タイム)
③ワーク(学びをアウトプット)

【ご登壇者キーワード】
Aさん
・某会社の常務取締役。正社員から5年で常務取締役へ。
・お子様2名を育てながらのリーダーシップ。
・男性が多い中での初女性管理職。

Bさん
・某会社のリーダー職。パートから正社員へ、そしてリーダーへ。
・お子様3名を育てながらのリーダーシップ。
・週3日は在宅勤務でのリモートリーダー。

Cさん
・某会社の社員。役職はないが課長職の仕事を担当。
・部署を超えてリーターシップを発揮しなければならない仕事。
・究極のサポーターであり、リーダー。

【ご登壇者とのパネルディスカッション】

➀あなたにとってリーダーシップとは?

Cさん:組織の維持存続、発展のために、組織やメンバーの内包している力を引き出すこと。働くことの楽しさを感じてもらうことですね。

Aさん:人を輝かせる力、人に今以上の成果を出させる力が私の思うリーダーシップですし、それを意識して普段はリーターシップを行っています。

Bさん:「先導者」「総率者」「指揮者」色々な言い方や行動がありますが、私にとってリーダーシップとは「何事も前向きに取り組む事」だと思っています。「誰よりも前向きであること、誰よりも仕事を楽しむこと、誰よりもみんなの成果を喜ぶこと」を大切にして後輩たちへ仕事の楽しさを伝える(教える)ことがリーダーであり、私の使命だと思っています。

➁それぞれ考えられているリーダーシップを発揮しながらリーダーという役割を担っていると思うのですが、そもそもリーダーを意識するようになったのはいつ頃でしょうか?

Aさん:とくにリーダーは希望していませんでしたが、社内の環境をよくするための提案を、上司に色々していたときに、なかなか通らなくて。でも、このままでは環境は良くならないと思って、そう考えたときに、自分がこの人を超えて、自分で決められる立場にならないと話が進まないと思うようになりました。自分が判断力と権限を持とうと思ったのが昇進のきっかけです。

リーダーになることへ不安はなかったですか?

不安より、リーダー当初は周りが非協力的で、反発する人が多かったので困りました。当時15名いたメンバーのうち、10名に反発されていましたから。(笑)そのため、今のメンバーではなく、自分の味方と仲間を作ろうと思い、採用で仲間を増やしました。

Aさんのように、男性が多い中でのリーダーを担っている人も参加者の中で多いのですが、「自分にできるかな」と不安を持たれている方が多いです。そんな方に何かアドバイスがあれば教えてください。

女性の強みを生かした方がいいですよ。女性は男性より褒めるのが得意です。ちょっとしたことで「すごいですね!」と言っています。あとは、全部自分でやろうと思うのではなく、男性にもっともっと頼っていいいと思います。女性から頼られて嫌がる男性はそんなにいないですよ。そうやって、女性の強みを生かすリーターシップを発揮することも大切だと思います。

Bさんはリーダーを意識するようになったのはいつ頃でしょうか?

Bさん:15年ほどパート社員として働いていて会社で一番の長老だったので、頑張ってる後輩たちの悩みを聞いたり背中を押したりしていましたが、パートだとできることが限られていました。そのため、もう少しみんなの力になりたいと思い、正社員になることを決意。社員になってからは、さらに良い方向に導いたりもしながら一緒に頑張って行きたい!後輩たちの力になりたいと思い、リーダーを意識するようになりました。また、弊社は女性社員が多いんですね。ただ、社長とマネージャー(現場責任者)は男性で近づきにくさがあり、みんなが気を遣っていたり遠慮している姿を見て、リーダーとして私が間に入ることで、働きやすくなって、社長の想いや会社の理念なども上手く伝えながら指導ができるのではないかと思いました。

 Bさんは自宅から職場まで、片道2時間以上かかるということで、週3回は在宅・週2回は通勤という働き方を確立されていますが、働き方を実現する上で不安はなかったですか?また、どう解決しましたか?

初めはかなり不安でしたし、正直社員に申し訳なさを感じていました。「吉竹さんだけ2日しか出社しないとかズルい」って思われるんじゃないか?って不安でした。しかし、TWの日はチャットワークで報連相を徹底したり、Googleの色々な機能を使って意見出しをしたり、MTGにはzoomで参加したり、TWだから相談しづらい、お互い何しているのか分からないという状況を作らないよう努力しました。チャットワークでのやり取りだけでは伝わらない部分はどんどん電話で話してスピードが落ちず、距離を感じさせないようにしました。終業時間は15時半ですが、終業後もいつでも連絡が取れるようにし、出社日は長時間の移動時間も有効的に使っています。

また、週3日在宅なので、小学生組が長期休暇の時は、息子たちが居る中で在宅をする事にも不安がありました。宿題の質問をされたり、喧嘩の仲裁をしたり、昼ご飯を準備したり…。実際に息子達が居る中での仕事は効率が落ちます。しかし、コロナでの自宅学習や長期休暇中は夜仕事をして成果を上げています。夜中に仕事して大変!というのではなく、主人に理解してもらいこの期間はより家事等協力してもらいながら、夜の空いた時間に昼間できなかった分の仕事だけをして巻き返すという感じです。この期間はどうしても夫婦共に毎日ヘットヘトです(笑)絆は深まります。

さらに、両方の不安を社長とマネージャー(現場責任者)に包み隠さず話し、理解してもらいました。2人共男性なので、仕事と母親業の両立がどれだけ大変か全ては伝わりませんが、それでも寄り添ってくれ、リーダーとして働ける環境を一緒に作ってもらえることは感謝しかないです。全てを分かってもらえなくても、包み隠さず不安を話す事は大切で、女性が働きやすい環境づくりができると実感しました。女性でも、結婚していても、子供がいても、家が遠くても関係なくリーダーとして楽しく働けることを後輩たちに見せられる事が嬉しいです。

Cさんは、リーダーを意識するようになったのはいつ頃でしょうか?

役職がないにも関わらず、与えられている業務がリーダー職(課長職)の業務なので、状況的にリーダーとなりました。役職がないのに課長職の業務をしていることを、「生意気だ」と思われる状況も生まれてしまいます。そう思われることは仕方ないことだと理解しているので困ったときは無理をせず、上司に相談して、フォローをお願いしています。

希望としては20代の時からリーダーとしての立場で業務をしたいと思っていましたが、自身の適性と会社の方針(営業職で女性リーダーがいない)により、今まで機会に恵まれませんでした。役職の冠はないが今の状況は自己成長につながり、とてもありがたいと感じています。

皆さんに質問です。リーダーシップを発揮することで生き方はどう変わったか?

Bさん:パートでも社員でもリーダーでも仕事を楽しんでいるので、リーダーとしてみんなをまとめるようになっても生き方に特に変化はないです。ただ、沢山の方に感謝をするようになりました。

Cさん:学ぶことがより楽しくなりました。組織の在り方や人材の成長に、自分自身の仕事が及ぼす影響を自覚することで、より精度の高い業務スキルを自分自身が求めるようになりました。また、感謝をすることが増えました。今までより広い視野で組織を見ることになり、たくさんの方々のおかげで会社が成り立っていることが理解できたことで、周りに感謝を伝えることが増えました。

Aさん:相手はどんな状況であれば、輝けるのかを考えるようになり、人を輝かせる事で自分も活きてくるのを知りました。また、周りや人・環境のせいにせず、自立した思考を持てました。私がまずは行動してみよう。私が何かできることはないか?そういった考え方で生きています。また、家族が一番の応援者になりました。

などなど。。。まだまだ非常に良い話をしてくださいました!

それぞれ背景や環境も異なるので、ご参加者の皆さんが1つでも自分のものとして持って帰って頂けるものがあったことを願っております。

次回は12月です。
ご興味がある方は残り席が少ないので、お早めにご応募ください。
ご予約フォーム⇒https://gss-biz.net/lds