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2020.07.31 COLUMN

どうすればモチベーションが高まるのか?

Q:どうすればモチベーションが高まるのか?

A:「目標」と「報酬」のサイクルを回し続ける

モチベーションとは「目的に向かう行動・動機」

モチベーションは単純に「やる気」という意味で使われることも多いのですが、その語源はモーティブ(MOTIVE)とアクション(ACTION)です。
モーティブとは動機・理由・目的、そしてアクションは行動です。「目的に向かう行動・動機」のこと、ベクトルとして方向性とエネルギー(熱量)を持ったものだと考えられます。
つまりモチベーションを高めるとは、目的への方向性が明確になり、そこへ向かう熱量が高まる、ということです。

目標と報酬のサイクルを回す

研究者角山剛によれば、「目標」と「報酬」のサイクルこそがモチベーション促進の構造です。

「努力」によって達成できると思える、明確な「具体的目標」があり、その先にある「成果」が「報酬」に結びついていること、「報酬」は本人にとって望ましいものであること。
「成果」をあげた成功体験が積み重なり「自己効力感」が促進され、さらに「努力」をするようになる。このようなサイクルが、モチベーションを高め続けていきます。
達成可能と思える・明確で・具体的な目標このサイクルにおいて起点となるのは「達成可能と思える・明確で・具体的な目標」をデザインすることです。
組織における目標とは会社から与えられるものでも、自分がやりたいものでもなく、双方で握手するものです。
目標設定の機会は、組織の目的を「指し示す」ことでモチベーションを上げる、最高にクリエイティブな瞬間です。
そしてモチベーションを維持していくためには日々のフィードバックが重要となります。

次回はこれからの働き甲斐を考えるうえでのポイントについて考えます。