事例紹介 / お客様の声
WORKS & VOICE

No.018
株式会社ティ・アイ・エス

評価制度を整えることで、人が育つ仕組みへ【制度改革で変わったマネジメント】

#定着

【当時サービスを利用される前に御社が抱えていた当時の課題について教えてください】

当時の課題として、評価制度における目標設定や行動評価への関心が薄かったため、私がその仕組みを整えました。前職で用いられていた評価制度を参考にしながら、自分なりに考えた目標設定の基準を設け、評価の根拠を明確にするために整備しました。しかし、自身の経験が不足していたこともあり、完成した制度では改善が必要であると感じておりました。

【弊社をご利用された決め手は何でしょうか。】

以前から採用・研修で弊社のサービスを利用させてもらっていましたが、新たに人事評価制度の見直しや再構築の支援サービスの話を聞き、担当の方と話をしました。その中で、当社の状況や課題について深く理解してくださったことが、決め手でした。

【人事制度に外部が関わることは貴社の社員さんから反発はありましたか?】

マネージャー以上の方々と人事制度の見直しを開始しましたが、マネージャーからの異議はありませんでした。

【実際に導入をしてから会社に起こった変化でいい面や悪い面について教えてください。】

定期的な面談の実施が定着し、軌道修正や振り返りを自然に行う文化が生まれました。
以前は、計画しても面談が実施されない部署もありましたが、制度設計を見直したことで全ての部署で面談が行われるようになり、マネージャー層の意識向上にもつながっています。
今後もこの動きを継続し、日常のマネジメントとして根付かせていきたいと考えています。

【評価制度の再構築を始めた当時から何年ぐらいで浸透させたいと考えましたか?】

初年度は試行錯誤の連続でした。最終判定会議で成果を出したものの、運用面での課題も多く見えてきました。2年目には会議の内容や流れを見直し、約2年が経過した現在では制度としての定着が進みつつあると感じています。

ただし、まだ改善が必要な部分もあり、今後はスキルチェックの整備をベースに、運用しながらブラッシュアップしていくことが重要だと考えています。

【今後の課題ややりたいこと、方向性があれば教えてください。】

現在は既存制度の運用と並行して、「スキルチェックプロジェクト」を進めています。
33期からの追加導入に向けて、評価者であるマネージャー層の役割をより明確にすることが重要になると考えています。

スキルチェックシートを作成済みですが、それを評価や昇給にどう結びつけるかはまだ議論の途中です。
等級内の見える化や、評価結果を昇給へどのように反映させるかについても、今後の検討課題です。

理想は、誰にとっても分かりやすく公平な評価制度を構築することですが、実際には運用の中でのフィードバックが鍵だと感じています。
特に昇給との連動は難しさがありますが、今後も他の担当者と連携しながら、より納得感のある仕組みづくりを進めていきたいです。

お客様情報

会社名 株式会社ティ・アイ・エス
創業年月日 1994年2月18日
事業内容
●FA事業部門
産業用ロボット等を活用した自動化/省力化装置および各種検査装置等の提案・基本構想・ 詳細設計・製作・納品・アフターフォロー 対応分野:半導体・食品・プラスチック・金属・医療・バイオ・社会公共等
自社製品「煎自動マイスター」の開発・製造・販売

●エコシステム事業部門
住宅用太陽光発電システムの販売・施工 蓄電池、HEMS関連機器、オール家電製品の販売 ・施工

●サービス事業部門
大手企業開発・評価支援および国内外の機器メンテナンス (納品先支援・開発設備のテスト評価・生産支援ソフトの開発評価・ソフト開発業務)
所在地 〒812-0014 福岡県福岡市博多区比恵町3番25号
従業員数 97名

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